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アルツハイマー型認知症とAPOE遺伝子

 

認知症は何らかの病気によって引き起こされる症状や状態の総称を言います。

脳の神経細胞の変性や脱落が原因であり、徐々に進行して日常生活にも支障が出てきます。

 

 

認知症のうち、およそ半数は『アルツハイマー型認知症』です。次いで『レビー小体型認知症』『血管性認知症』があり、これらは「三大認知症」といわれています。三大認知症は、認知症全体の約85%を占めています。

もっとも多い『アルツハイマー型認知症』は、アミロイドβペプチドという老廃物が脳に蓄積し、神経細胞を障害することが原因で発症すると言われています。このアミロイドβペプチドの蓄積や凝集に大きく関わっていると言われているのが、『APOE遺伝子』のタイプです。

『APOE遺伝子』はアポリポタンパク質Eを司る遺伝子です。APOE遺伝子は主に、ε(イプシロン)2、ε3、ε4の3種類で、2つ1組で遺伝子型を構成します。日本人に多いε3/ε3型を1.0とした場合、ε4/ε4型は11.6倍の発症リスクがあると言われています。

 

ε2/ε3 0.6倍
ε3/ε3 1.0倍
ε2/ε4, ε3/ε4 3.2倍
ε4/ε4 11.6倍

 

弊社では認知症発症リスクを調べるための遺伝子検査キットを取り扱っています。口腔内を専用の綿棒で擦って細胞を採取して郵送するだけで、簡単に遺伝子検査を受けることができます。