「日本で最先端治療を受けたいです」
そんな声をいただくことがよくあります。実際には「標準治療」をおすすめするケースがほとんどですが、その理由をご存知でしょうか？
「標準治療」とは、現在利用できる最良の治療であることが科学的根拠により示され、ある状態の一般的な患者様に行われることが推奨される治療をいいます。
医療において「最先端の治療」が最も優れているとは限りません。最先端の治療は、開発中の試験的な治療です。
その効果や副作用などを調べる臨床試験で評価され、それまでの標準治療より優れていることが証明され推奨されれば、その治療が新たな「標準治療」となります。
まず、最良の治療であることが証明されている「標準治療」を行い、効果が見られなかった場合に「最先端の治療」について検討するのがbetterです。
医療行為にはリスクも伴いますので、専門知識を持ち、継続的にフォローアップが行えるコーディネーターを選定することが重要です。